はじめまして。このブログの管理人です。 今、この記事を読んでいるあなたは、もしかしたらこんな悩みを抱えていませんか?
「医学部に行きたい。でも、模試の成績が全然上がらない…」 「部活や生徒会は頑張ってきたけど、受験でなんて評価されるんだろう…」 「自分なんかが、本当に医者になれるんだろうか…」
その気持ちは、痛いほど分かります。 なぜなら、数年前の僕が、全く同じ場所に立っていたからです。
高校時代の僕の偏差値は54、大手予備校の模試では、全ての私立医学部から「E判定」を突きつけられていました。
でも、今。僕は、神奈川県内の私立大学医学部に通っています。
純粋な学力勝負ではありません。僕が持っていた武器、つまり「高い評定平均」と「豊富な課外活動」を最大限に活かす『戦略』で、合格を勝ち取りました。
この記事では、僕がE判定から医学部への逆転合格を成し遂げた、その全戦略をお話しします。 これは、特別な才能を持つ天才の物語ではありません。 ごく普通の高校生だった僕が、自分だけの武器を見つけ、それを磨き上げた物語です。
光の見えないトンネル
僕の前に立ちはだかっていたのは、分厚く、絶望的な壁でした。 画面に表示されるのは、全ての志望校に突きつけられた、無慈悲な「E判定」の文字。それが、一度や二度ではなく、毎回の現実でした。
さらに僕を孤独にさせたのが、その環境です。通っていた高校には、他に医学部を目指す仲間が一人もおらず、参考にできる先輩の合格実績もほとんどありませんでした。暗いトンネルの中を、地図もコンパスも持たず、たった一人で彷徨っている感覚。
「このまま真正面から学力だけで戦っても、絶対に勝てない」 冷たい現実が、僕にそう告げていました。
しかし、僕は諦めたわけではありませんでした。机の上の模試の結果から一度目を離し、自分の高校生活を冷静に見つめ直してみたのです。
そこには、確かに学力では測れない「もう一人の自分」がいました。
6年間、全校生徒の前に立ち続けた生徒会長としての経験。 仲間と議論を重ね、社会課題の探究に打ち込んだ模擬国連部での受賞経験。 12年以上続け、黒帯を締めた空手の経験。
「これらは、本当に受験では無価値なのだろうか?」
その問いが、僕の転換点でした。 一般入試に向けた勉強は一日も欠かさず続けながらも、僕は「AO入試(総合型選抜)」という、もう一つの戦場に光を見出したのです。
僕だけの武器の作り方
僕の戦略の根幹にあったのは、並行して進めていた学力試験の勉強から得た、ある確信でした。
当時、僕はオンラインの医学部受験塾で、ひたすら『基礎問題精講』のような基本的な問題集を繰り返していました。周りが難しい応用問題集に進む中、僕はたった一冊を完璧にすることに集中し、決して崩れない強固な学力の土台を築いたのです。
AO入試も同じだと気づきました。 派手な経歴や、取ってつけたような経験は必要ない。自分自身の経験という「基礎」を完璧に掘り下げ、磨き上げることこそが、合格への最短距離だ、と。
この信念に基づき、僕は4つのフェーズで戦略を実行しました。
1.【発掘】自分を証明してくれる「証人」を探す 自分の強みを客観的に証明するため、学校生活をよく知る先生3名と、僕の精神性を理解してくださっている空手の師範に頭を下げ、推薦状をお願いしました。
2.【製作】想いを「合格書類」に落とし込む 志望理由書や小論文の対策も、学校の先生に何度も見てもらい、自分の想いを論理的な文章へと落とし込んでいきました。
3.【実演】本番を「完全再現」する そして、僕が最も力を入れたのがこのフェーズです。 僕の志望校の二次試験には、特殊なグループディスカッションがありました。僕は、塾から手に入れた過去問を元に、生徒会の後輩たちに協力してもらい、本番と全く同じ形式の模擬グループワークを何度も繰り返したのです。
戦略が「運」に勝った瞬間
練習を通じて、「自分がどの役割を担うべきか」「話せていない人に、どう話を振るか」といった、議論を動かすための本質的なスキルが身についていきました。
そして迎えた本番。 なんと、出題テーマも、議論の形式も、過去問とは全く異なっていました。マンダラチャートではなく、KJ法が用いられたのです。
周りの受験生が動揺する中、僕は冷静でした。 なぜなら、僕が練習で身につけたのは、特定の形式に対応する小手先のテクニックではなく、「どんな状況でも、チームとしての成果を最大化する」という、より普遍的な能力だったからです。
結果、僕はその試験を突破し、合格を手にしました。 後から思えば、「司会者以外の役割」の練習もしておけば、もっとうまく立ち回れたかもしれない、という反省点もあります。しかし、この経験は僕に確信を与えてくれました。
正しい戦略に基づいた準備は、本番の「予想外」を乗り越える力を与えてくれる、と。
次は、君の番だ
僕の合格は、奇跡でも、幸運でもありません。 自分という「原石」を冷静に分析し、正しい方法で磨き上げ、最高の舞台で披露した、「戦略」の勝利です。
このブログでは、かつての僕のような君が、自分だけの武器を見つけ、戦略的に合格を勝ち取るための「思考法」と「技術」の全てを伝えていきます。
あなたも、あなただけの物語を、合格という宝石に変えることができる。 これから、一緒に頑張りましょう。
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